日本防衛省は6日、日本の第2基となる軍事通信衛星「きらめき1号」が同日、打ち上げに成功したと発表した。対地同期静止軌道でまず性能を測定し、今年7月前後に正式に運用される見通しだ。
日本防衛省によると、この衛星は同日午前、アリアン5型ロケットで、南米フランス領ギアナのクールーにあるギアナ宇宙センターから打ち上げられた。同衛星の通信周波数帯はXバンドで、この周波数帯は安定性が高く、悪天候などの条件の影響を受けにくい。日本防衛省がこれまで使ってきた民間衛星と比べると、この衛星は、伝送速度が速く、容量が大きいなどの強みがあり、日本の陸海空自衛隊間の直接通信に用いることができる。
日本防衛省は、同類の衛星3基の打ち上げを計画している。最初の「きらめき2号」はすでに昨年1月に打ち上げに成功し、同年4月から正式に運用を開始している。「きらめき1号」は2016年に打ち上げられるはずだったが、打ち上げ地点への輸送過程で事故により損傷し、打ち上げが延期されていた。「きらめき3号」も今後数年で打ち上げられる。
日本共同通信の報道によると、日本は2008年、「宇宙基本法」を採択し、「防衛」の目的での宇宙開発を許可。日本国会はさらに2012年、「独立行政法人宇宙航空研究開発機構法」の改正案を採択し、宇宙開発活動を「平和目的に限る」とした規定を削除していた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月9日