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japanese.china.org.cn |20. 04. 2018

<動画>王外交部長が訪日、その重要な意義とは?

タグ: 訪日 王毅 交流 

 

 王毅・中国国務委員兼外交部長は招待に応じ、15日より3日間にわたり日本を訪問しました。また日本の河野太郎外相と共に、第4回中日経済ハイレベル対話を開きました。


 これは重要な訪問です。中日高官の枠組み内の相互訪問は、2010年以降に中断されました。中日外交部長・外相による相互訪問が9年ぶりに実現され、中日経済ハイレベル対話が約8年ぶりに再開されました。


 外交部報道官の発言の通り、王部長の今回の訪問は、両国のハイレベル交流及び意思疎通を強化する重要な措置です。双方は今回の訪問を通じ相互信頼を促進し、共通認識を蓄積し、食い違いをコントロールし、中日関係改善の流れをさらに確固たるものにします。具体的に見ると、今回の訪問の積極的な意義は、主に次の3点となります。


 (一)ハイレベル交流を推進し、政治的相互信頼を促進する。ハイレベル交流は両国関係改善・発展に対して重要なけん引力を発揮します。現在は中日関係発展の重要な節目、中日関係好転の重要な時期です。王部長の今回の訪問は、最近の積極的な対中政策に対する中国側の反応であり、両国関係を正常な軌道に戻すための重要な一歩になることが期待できます。

 

(二)実務的協力を拡大し、互恵・ウィンウィンを促進する。双方は新しい情勢を見据えこれに適応し、新たなスタートラインに立ち中日の互恵協力の質向上及びアップグレードの実現を促進し、日本側による「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の参加を検討し実行に移し、これを両国の協力の新たな成長点にする初歩的な共通認識を形成します。

 

(三)国際協力を展開し、世界の変化に共に対処する。双方は地域経済一体化を共に推進し、中日韓3カ国の協力を推進し、同時に経済グローバル化と自由貿易体制を守るべきと判断しています。

 

 当然ながら、中日関係の改善の流れが見えると同時に、複雑かつ敏感な要素も存在しており、さらには紆余曲折が近年の「新常態」(ニューノーマル)になっています。中国側はこれに関して、両国関係には「小春日和」が訪れたが、「寒の戻り」を防ぎ、中日関係を持続的かつ安定的な方向に発展させるべきと、日本側に何度も注意を促しています。日本側が双方の共通認識、自らの発言をさらに実行に移すことを願います。

 


 今年は中日平和友好条約締結40周年、中日共同声明発表20周年、「戦略的互恵関係」の包括的推進に関する中日共同声明発表10周年の年です。これまでの流れを見ると、中日二国間関係が改善に向かっていることが分かります。李克強総理と王部長は今年1月、河野外相と会談しました。双方は40周年を契機に、各レベルの交流を強化すべきと判断しました。李総理は中日関係の持続的な改善の雰囲気を受け、今年上半期に中日韓首脳会談に合わせ正式に日本を訪問することを積極的に考慮したいと表明しました。両国関係の改善は新たなチャンスを迎えています。日本側が積極的に条件を整え、良好な雰囲気を醸成し、両国関係が正しい方向に向かい安定的に発展し、正常な発展の軌道に戻るよう誠心誠意で推進することを願います。(筆者・呉懐中)


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月20日