幼児部門のコンテストの様子。 |
第4回大使杯中国語朗読コンテストが4月28日に東京で開催された。中国文化を継承し、中国文化の国際的影響力を高めることを目的としたイベントだ。程永華駐日本中国大使の夫人でもある友好交流処の汪婉参賛、日本華文教育協会の顔安会長をはじめとする大勢の来賓が招待を受けて出席した。人民網が伝えた。
今回は日本各地から華僑・華人の子どもたち199人が出場した。小さな選手たちの朗読は発音とイントネーションが正しいだけでなく、豊かな感情を表現し、とても生き生きしていた。詩や童謡を子どもらしく朗読しただけでなく、中国語の勉強にまつわる物語や自分の成長の体験を織り交ぜるなどし、彼らの中国語に対する情熱は聴衆を大いにうならせた。
幼児部門に出場した姉妹は、審査員と聴衆を前に現代詩「郷愁」を朗々と吟じた。今年5歳になる姉は2回目の出場、妹はまだ2歳。「郷愁」を歌い上げる彼女たちの幼い声には強い力があり、中国と日本の地理的な距離を超えて、華僑・華人の故郷を思う気持ちを十二分に表現していた。
海外で生まれ育った華僑・華人の子どもたちにとって、中国語は「第二外国語」だ。海外暮らしの母親たちは子どもに本物の中国語を教えるにはどうしたらよいか、いつも頭を悩ませている。今年の最優秀賞・大使賞を獲得した■(刀のノが横向き)思言さんは昨年も出場し、1等賞に選ばれた。母親は思言さんに常に中国語を学ばせるとともに、中国語に対する興味をかき立て、中国語をしゃべりなさい、中国語を使いなさいと励ましてきたという。思言さんの流暢な中国語は勉強や生活の中で周りの人の役に立つとともに、思言さん自身の名誉にもなった。
コンテストは少年部門、幼児部門、オリジナル部門に分かれ、それぞれ1等賞、2等賞、3等賞がある。今回は出場者が過去3回よりも多かったため、3つの会場に分かれて行われ、時間も約5時間という長さだった。(編集KS)