全人代常務委員会委員長の栗戦書氏は人民大会堂で3日、日本文部科学大臣の林芳正氏が率いる日中友好議員連盟の代表団と会談した。
栗氏は「中日両国は一衣帯水の隣国で、どちらも離れることができない。両国の長期的な交流の歴史は、互恵協力が双方の根本的な利益に合致し、長期的な友好が唯一の正しい選択であることを証明している。我々は歴史を銘記するが、これは憎しみを抱き続けるためではない。日本も歴史を銘記し、教訓を汲み取り、歴史の二の舞いを回避するべきだ。双方は客観的かつ理性的に相手国の発展を見据え、中日は共に脅威とならず協力パートナーになるという政治的共通認識を実行に移し、歴史を鑑とし未来を見据え、中日関係を正常な軌道に戻すべきだ」と述べた。
栗氏は「立法機関の交流は、中日関係の重要な構成部分だ。双方は立法及び国家統治の経験の交流を強化し、社会各界と民間が中日関係を客観的に見据えるよう促し、重点分野の協力を強化し、中日の実務的協力の質向上を促すべきだ。日本側が一帯一路の建設に参与し、協力とウィンウィンの実現に向け努力することを歓迎する」と述べた。
日本側は「日中両国は互いに隣国であり、日中関係は双方にとって最も重要な二国間関係だ。今年は日中平和友好条約締結40周年だ。日中友好議連は優れた伝統を引き継ぎ、両国関係の全面的な改善に貢献したい」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月4日