李克強総理は10日午前、日本の安倍晋三首相と東京で「故宮文化・クリエイティブ展示会」を見学した。同展示会では近年の故宮博物院のクリエイティブグッズの成果及び文化クリエイティブ分野における中日協力の模範例を展示しており、故宮博物院長が両首相に展示品の説明を行った。
デジタル技術を活用した「デジタル多宝閣」の前では、両首相が来場者と共にスクリーンに触れ、ハイテクと文化財のゼロ距離の接触を通じて、故宮博物院所蔵の文化財と中華文化の奥深さを体験した。
両首相は現代中国の芸術家が故宮博物院所蔵の文物からインスピレーションを得て、中国の伝統芸術と技法を用いて創作した銅器や漆器、磁器、木彫りなどのクリエイティブな作品を鑑賞。このほかにも中日共同制作のVR動画「デジタル故宮」や中国の著名芸術家による絵画制作実演を見学した。
李総理は文化分野の中日協力を十分に評価し、双方が引き続き交流と協力を強化し、文化産業を実務協力の新たな目玉とし、両国の民間の相互理解を増進し、中日関係の長期的で健全な安定した発展を支える民意の基礎を固めることを希望するとした。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年5月11日