中日協力の推進を堅持し、共通認識を蓄積しよう

中日協力の推進を堅持し、共通認識を蓄積しよう。中国の李克強総理は8日から11日まで訪日し、中日韓サミットに参加した。中国首相の8年ぶりの訪日は、中日関係の発展過程での重要な節目となった。だがその一方で、中日両国が地理的に隣接し、経済貿易関係が緊密であるのと比べれば、両国の政治関係はかなり長期の冷え込みが続いた…

タグ:経済  貿易 安全 調整

発信時間:2018-05-12 09:18:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国の李克強総理は8日から11日まで訪日し、中日韓サミットに参加した。中国首相の8年ぶりの訪日は、中日関係の発展過程での重要な節目となった。だがその一方で、中日両国が地理的に隣接し、経済貿易関係が緊密であるのと比べれば、両国の政治関係はかなり長期の冷え込みが続いた。近年の中日関係の発展が順調でなく、両国関係における深いレベルの矛盾と問題は今後も存在し続ける可能性がある。(袁冲・中国現代国際関係研究院日本研究所)


 今回の訪問で、中国は日本に向け、多くの善意を示した。双方の協力水準はランクを高め、中日関係に対する中国側の重視が示され、中日両国の協力とウィンウィンの重要性も示された。経済面では、中日経済協力の推進に対して中国側は積極的な態度を取り、人民元適格外国機関投資家(RQFII)枠の日本側への提供の同意、日本からの米輸入の拡大など、日本側に有利となる政策を打ち出した。両国は、「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の枠組み下での第三国での民間経済協力の強化でも合意を達成し、社会保険や自由貿易などの政策の面でも共通認識を蓄積した。中日間の通貨スワップ協定も原則的な共通認識を達成し、中日両国の経済協力深化に道を広げ、期待すべき発展の見通しを描き出した。


 政治関係の面では、未来の双方のハイレベル交流の増加は、両国の政治的なムードを改善し、二国間の具体的な協力の推進を助けるものとなる。両国は「海空連絡メカニズム」について合意を達成し、防衛当局間の交流、とりわけ佐官級の士官による交流を強化した。両国の安全保障上の緊張と対立感情の緩和を促し、未来の協力に向けて共通認識を育むものとなる。


 中日関係の「雨のち晴れ」は、東北アジア地域の安定と協力を後押しする。東北アジア地域の情勢は現在、非常に短い間に多くの変化を迎えている。朝鮮は政策調整後、中国と韓国、米国との外交交流を相次いで展開し、地域の情勢は数カ月前の一触即発の状況から、緩和の方向へと発展している。中日両国は東北アジアで最大と第二の経済大国だ。政治関係の冷え込みが続くことは、地域情勢の発展の大きな流れにも合致せず、両国の利益にも不利に働く。


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