中日韓、「一帯一路」の協力をいかに強化するか

中日韓、「一帯一路」の協力をいかに強化するか。

タグ:一帯一路 地政学 中日韓+x

発信時間:2018-05-14 16:42:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 李克強総理は今月8−11日に訪日し、中日韓サミットに出席した。「経済グローバル化と自由貿易の保護を共に推進する」と発言し、「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)枠組み内の「中日韓+x」協力モデルを打ち出し、日韓両国の首脳から賛同された。


 中日韓はアジア発展のリーダーとして、次の4つの面で一帯一路の協力を強化する。


 (一)西側の地政学的な発想を捨て、協力の中で大同につき小異を残し、共にアジアの世紀を切り拓く。「平和と発展は世界各国の国民に共通する心の声だ。冷戦思考とゼロサムゲームはますます時代遅れになっており、自分勝手や独善的になればあちこちで壁にぶつかるばかりだ」中国は平和的発展と協力を貫き、一帯一路の建設で地政学的な駆け引きの計算をせず、閉鎖的・排他的な小グループを作らず、高圧的に取引を強要しない。これは西側の地政学的な発想をはるかに超越する。中日韓は東洋の知恵の継承者・受益者・支持者であり、西側の地政学的な発想から圧力を受けた被害者だ。確固不動の姿勢で共に立ち、得難いアジアの世紀を共に守るべきだ。


 かつて頑なな態度を示していた日本でも、認識が徐々に変化している。安倍晋三首相はこのほど一帯一路に参与する協力的な姿勢を示し続けており、10日の記者会見では中日関係が「競争から協調」に移り変わっており、大局的見地から友好・協力関係を発展させると発言した。中日韓の共通の利益は食い違いを大きく上回っており、食い違いがあっても東洋人の知恵によりコントロール・解消できる。「疑念」と「競争」という負のスパイラルを抜け出し、ウィンウィンを実現できる。中国指導者がボアオ・アジアフォーラム2018年年次総会の開幕式の基調演説で指摘したように、一帯一路の建設は新しい出来事であり、協力の中で異なる意見が出るのは完全に正常なことだ。各国が共に協議・建設し共有するという原則を持ち、これを守り続ければ、必ず協力を促進し食い違いを解消できる。一帯一路を経済グローバル化の流れに順応する最も広範な国際協力プラットフォームにし、一帯一路の共同建設が各国民により多くの利益をもたらすことを可能にする。


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