中日両国>
japanese.china.org.cn |31. 07. 2018

中国学術界の日本研究の編年史、『風雲際会話扶桑』が発表

タグ: 学術 日本研究 歴史 論文



 中国社会科学院日本研究所と世界知識出版社が共催する『風雲際会話扶桑』(計3巻)発表会並びに学術シンポジウムが31日、北京で開催された。本書は中国社会科学院日本研究所が設立された1981年から2017年末までに、同研究所で日本研究に従事した専門家・学者らによる作品266編を収録している。絶えず変化する日本、紆余曲折する中日関係の歴史を振り返り、過去38年間の中国の日本研究分野の「ナショナルチーム」による、日本に対する観察と思考を示している。


 本書の編集担当の高洪氏は発言の中で、「本書は中国の日本研究者による、政治・経済・外交・社会・科学技術文化などの各分野における日本研究の成果を網羅している。日本社会の発展と中日関係の全貌を全体的に把握する上で重要な意義を持つ。読者が当時の歴史的背景を踏まえた上で本書を読み、評価と批判という二重の視線によりこれらの研究に着目し、役立つ観点を吸収し自らの認識を高めることを願う」と述べた。


 中国社会科学院日本研究所の楊伯江副所長は「本書の出版と発表には重要な価値がある。本書は40年弱に渡る日本の発展の足跡をほぼ反映しており、改革開放40年と中日平和友好条約締結40年の中日の協力及び駆け引きの流れも反映している。また今後の中国の日本研究のために、これまでを総括し今後を展望する全面的な整理を行った。中国学術界の日本研究の編年史と呼べる」と指摘した。


 中国社会科学院日本研究所の張季風副所長が発表会を主宰した。中国社会科学院日本研究所の劉玉宏党委書記、世界知識出版社の章少紅編集長、羅潔副編集長らが出席し、発言した。


1   2   3   >