日本の防衛省陸上装備研究所はこのほど、多項目の最新の科学研究成果を紹介する宣伝フィルムを公開した。その中で、初公開されたレールガンが注目を集めている。
日本のこのレールガンはそれほど大きくないが、各種装置を完備し、スライドレール、衝撃波蓄圧器、電力バッチ制御装置、ラジエーターなどを搭載。日本は「電磁加速システム」と称するが、長い直線型加速器である点から、レールガンの検証機と言え、兵器に応用される見込みがある。
現在、米国、ロシア、中国、トルコなどの国がレールガンの開発と製造に着手している。米軍はこの分野においてスタートが早く、技術面でリードし、作戦能力を持つ大効率レールガンを開発し、陸上と艦船で何度もテストを実施している。
ロシアはスタートが比較的遅いが、国産電磁砲のテストの様子を公開したことがある。体積は日本が今回公開した「電磁加速システム」とほぼ同じだが、弾が鋼板を貫通する能力を備える。
中国の電磁砲の研究は謎に包まれているが、成果をあげている。
意外にも、トルコは驚異的なスピードで電磁砲を開発し、多種の兵器応用能力を備える電磁砲を開発し、国際防衛見本市で販売している。
大型レールガンはエネルギー消費量が巨大という特徴があるため、現在は陸上または大型戦艦にしか設置されていない。
日本が今回公開した「電磁加速システム」は技術蓄積のための開発のように思えるが、水上艦が大きくなるにつれ、レールガンが兵器として艦船に搭載される可能性も否定できない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年8月3日