池田大作名誉会長に授与された「中日友好貢献賞」の授賞式。 |
中国人民対外友好協会はこのほど、宗教法人創価学会の名誉会長である池田大作氏に「中日友好貢献賞」を授与することを決定し、25日にその授与式を創価学会訪中団の歓迎レセプションと共に執り行い、同協会の李小林会長、創価学会の原田稔会長、在中国日本大使館の四方敬之公使、創価学会訪中団が出席した。人民網が報じた。
李会長は、「今年は中日平和友好条約締結40周年、池田名誉会長が国交正常化を提言してから50周年に当たり、原田会長や創価学会の代表団と共に、池田名誉会長が『中日友好貢献賞』を授与されるという重要な時に立ち会うことができてとてもうれしい」とし、「池田名誉会長は中国の国民の古き良き友人。長きにわたり、創価学会と公明党の先頭に立ち、中日友好に取り組み、中日関係の回復、改善、発展に多大な貢献をされた。特に、池田名誉会長が1968年に国交正常化を提言されたことは、並々ならぬ勇気と卓越した見識の表れだ。中日関係の歴史において、その功績は光り輝いている」と称賛。「池田名誉会長の指導と推進があったからこそ、創価学会は文化、教育などの分野で、中国との交流を大々的に展開し、両国の国民の相互理解や友好感情の促進のためにたゆまぬ努力をして、中日友好を守り、推進する重要な力となった」と力強く語った。
原田会長が代読した謝辞の中で池田名誉会長は、「日中平和友好条約締結40周年という重要な年に、非常に意義深い『中日友好貢献賞』をいただくことは、無上の光栄であり、謹んでお礼申し上げたい。現在、中国は習近平国家主席の指導の下、奮闘目標『2つの百年』を実現するために努力しており、輝かしい成果を上げている」としたほか、「現在、日中両国の人員の往来は年間延べ1000万人に達しており、日中関係も改善の傾向にある。さらに喜ばしいこととして、青年交流、教育交流、文化交流が年々深い発展を遂げている。日中両国がさらに緊密な友好協力関係を築き、アジア、ひいては世界の安定と繁栄を守る重要性は日に日に増している。日中両国は、人間と自然との調和的共生という理念を尊んでいる。世界で日に日に深刻化する環境問題を解決するために、両国は手を取り合って行動し、共に幸福な地球を作らなければならない」との見方を示した。
四方公使は乾杯の挨拶の中で、池田名誉会長の「中日友好貢献賞」受賞に対する祝いの言葉を述べると共に、「今年、安倍晋三首相は習近平国家主席と会談し、李克強総理が日本を訪問し、公明党の山口那津男党首が率いる訪中団が訪中するなど、日中の首脳が頻繁に往来している。日中関係は正常な軌道に戻りつつあり、日中友好関係は強化されている。日中関係の基礎は民間交流にある。池田名誉会長をトップとする創価学会が長きにわたり、日中民間交流活動を展開していることに心から感謝したい」とした。
その後、創価学会訪中団のメンバーは中国人民抗日戦争紀念館を見学し、同紀念館の李宗遠館長が案内と解説を行った。
「中日友好貢献賞」は、中国人民対外友好協会と中国日本友好協会が共同で設立した栄誉賞で、中日友好事業に多大な貢献をした日本の個人、または団体に授与される。117人のメンバーからなる創価学会の訪中団一行は今回、中国人民対外友好協会の招待を受けて訪中。24日から29日にかけての6日間、北京のほか、上海、深セン、広州、天津、大連なども訪問する予定だ。(編集KN)