japanese.china.org.cn |26. 10. 2018

(24)中日識者が語る北京ー東京フォーラム

タグ: 北京ー東京フォーラム 安倍訪中 

    第14回北京ー東京フォーラムは10月13日ー14日において東京で開催された。中国側主催である中国外文局副局長の方正輝氏と日本側の最高顧問・元首相の福田康夫氏にチャイナネットは取材した。


  第14届北京-东京论坛于10月13日至14日在日本东京举行。中方主办单位中国外文局副局长方正辉以及日方最高顾问、日本前首相福田康夫接受了中国网记者独家专访。 


 記者:

 今回のフォーラムはどのような特別な意味がありますか。


 方正輝氏:

 中日両国の関係は上がり下がりを経験し、多くの困難にも直面した。その過程で、問題を解決するには風雨に負けず、前進し続けなければいけない、最も重要なのは、交流のルートを断たないことである。北京・東京フォーラムはこの面において独特かつ重大な役割を担ってきた。14年で中日関係は様々なことを経験したが、これは毎年必ず行われてきた会談である。これは国民の交流手段であり、官民交流の重要なプラットフォームでもある。その点から言うと、14年間、北京・東京フォーラムは代わりのきかない独特な役割を担い、私たちはようやくこのような中日関係が改善しつつある良好な時期を迎えることができた。


  记者:

  您认为本届北京-东京论坛具有怎样的特殊意义?


  方正辉:

 

   中日两国关系风风雨雨,起起伏伏,其中也遇到了很多的困难。在这个过程中,要解决这些问题,要做到风雨无阻,不断前行,最重要的就是要有持续不断的沟通渠道。两京论坛恰恰就是在这方面发挥了它独特的不可替代的作用。14年来中日关系经历了这么大的起伏,这是唯一一个从未间断的每年都在举行的会谈。它既是民民沟通的渠道,也是官民互动的重要平台,从这个角度来讲14年来,北京—东京论坛起到了它其他方面不可取代的独特的沟通作用,从而使得我们终于迎来了目前这样一个中日关系持续改善的良好时刻。


 記者:

 このフォーラムは中日関係の推進にどのような役割を果たすと思いますか。


 福田康夫氏:

   北京—東京フォーラムは2005年に第一回目を開催した。それからの毎年、必ず一回北京と東京どちらかで開催することを決めた。それはもう着実に実行してきた。その間、様々な事件があった。そして、日中関係が非常に厳しい状況になった。時には、なんか戦争になるのではないかと思わせるような誤解を与えるような話もあった。欧米に行くと、日本と中国は戦争をするのではないかといつも聞かれる。そういう非常に厳しい状況もあった。しかし、その状況の中でも、このフォーラムは毎年一回必ず実行してきた。それは、双方の主催者、中心になって行う団体または幹部が非常に優れた見識を持っているためだと思う。何か険しい状況になると、対話をやめるということではなく、これを継続することに意義を見出してきたということである。今年は幸い、関係が好転しているように感じる。関係が好転しているということは、互いの国を求め合う、そのような時期になったのではないかと思う。そのような中でこのフォーラムが開かれたため、多分前向きの建設的な意見が多く出てくるのではないかと期待している。


  记者:

  您认为北京-东京论坛对推动中日关系发展发挥什么样的作用?


  福田康夫:

  北京—东京论坛于2005年首次召开,之后每年在北京和东京轮流举行。在此期间,中日间发生了很多争端,两国关系一度面临严峻局面。有段时间甚至被人误以为中日之间要爆发战争,我去欧美国家访问时曾经被问到中日开战的问题。但是,即使在这种状况下,两京论坛仍然每年如期举行。这主要是因为两国的主办方具有远见卓识,认识到不管在何种困境之下也应该继续开展对话。今年终于迎来中日关系的好转,这说明两国进入了彼此需要的时期。本次论坛在这种氛围下召开,我期待听到更多积极的具有建设性的意见。


 記者:

 安倍首相の今回の訪中の最大の見所はなんだと思いますか。


 福田康夫氏:

 やはり、両首脳がいかに心を割り、もしくは心を砕いて率直に話し会えるかどうかということである。私は、それは可能だと思う。特に、今の世界を見ると、非常に大きな問題がある。それも、日本と中国の両方が関係しているような問題がある。例えば、アメリカとの貿易戦争があるが、これは中米二国だけの問題ではなく、世界中に影響を与える。ついに数日前、株価が暴落した。これは米国、中国の株価が暴落するだけでなく、日本も下がり、ヨーロッパも下がり、アジアも下がり、全てが下がる。それほど、米中というこの経済の大きさが世界に与える影響が極めて大きいということを、両国はよく自覚しなければいけない。そのため、その問題をいかに解決するか、そのことに米中の首脳は当然よく協議しなければならないが、あくまでも対話して欲しいと思う。そのような中で、日本の立場は三番目の経済国として、やはりそれなりの大きな役割を持っていると思う。米、中とそして関係の深い日本、それら三国は今後の世界の経済システムをしっかりと支えていく必要がある。そのような状況の中で、日中首脳の会談は世界を俯瞰した上で、世界を見回し、全体を見て、両首脳が話をするという機会だと思う。それは非常に大事な会談である。


  记者:您认为安倍首相此次访华最大的看点是什么?


  福田康夫:

  我认为最大的看点在于中日两国首脑能否敞开心扉,坦率地进行沟通交流。我认为实现的可能性很大。当今世界存在着很大的问题,这些问题都与中日两国息息相关。例如,中美贸易战并不只牵涉到中美两个国家,其影响是世界性的。前不久股票暴跌,除了中美,日本、欧洲、亚洲各国市场都出现下跌。中美两国的经济体量已经大到足以影响世界的程度,这一点两国要有足够的认识。希望中美两国首脑能够通过对话协商解决存在的问题。日本作为第三大经济体,也应该发挥应有的作用,与中美一起支撑起世界的经济体系。此次日中首脑会谈将是一次放眼世界、着眼全局的非常重要的会谈。

  


 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月26日