2018年度「中国人訪日観光･動画写真コンテスト」、授賞式が開催

　「2018 VISIT JAPAN中国人訪日観光･動画写真コンテスト」の授賞式が28日、北京における人民日報社新メディアビルのスタジオにて開催された。横井裕駐中国大使、中国日本友好協会の朱丹副秘書長、人民網の唐維紅副総裁、日本政府観光局（JNTO）北京事務所の服部真樹所長が出席し、挨拶した。中国社会科学院、中国中日関係史学会、日本国際協力機構（JICA）などの両国各界の機構から、友好関係者及びメディア関係者100人以上が出席した。

　中国人訪日観光写真･動画コンテストは、JNTOの「ビジット・ジャパン・キャンペーン」の重要な構成部分だ。2010年に始まってから、中国各地の観光・撮影愛好家、米国、韓国、ニュージーランドなどの華人から注目を集めている。出場者の撮影場所は日本全土を網羅している。今年のコンテストは昨年10月に始まってから、写真・動画作品を約6000作品集め、14の優秀写真・動画作品を選出した。

 

　横井大使は挨拶の中で、出場者がすばらしい写真・動画作品により日本の魅力を中国人に伝えてくれたことに感謝した。またこれらの作品がより多くの中国人の目に留まり、新たな交流と相互理解・相互信頼の活性剤になることに期待感を示した。

 

　横井大使は「訪日中国人客は昨年、着実に増加し、過去最多の延べ838万人に達した。今年1月より大学生および2回以上訪日している観光客のビザ発給要件がさらに緩和されており、訪日客の規模がさらに拡大すると信じている」と話した。

　朱丹副秘書長は挨拶の中で、「コンテストは新メディアの優位性を十分に発揮している。インターネット＋の形式により、撮影愛好家に共有の場を提供している。これにより多くの中国人が日本を感じ理解すると同時に、日本人に中国人の審美的特徴と美意識を伝えている」と話した。

　唐維紅副総裁は「一枚の写真は千の言葉に勝る。写真は言語と文化の境界を越え、両国友好の紐帯になる。より多くの日本人が中国を訪れ、中国の発展の変化を理解することを願う。また人民網が主催する『鏡彩中国――日本人訪中観光写真コンテスト』という姉妹コンテストに積極的に参加することを願う」と述べた。

　動画の部の特賞「睡魔降臨(ねぶた祭)」の受賞者の李瀚涛さん、写真の部の特賞「“浸”享歓楽(歓楽に浸る)」の受賞者の柏燕秋さんが、作品撮影の経緯と日本旅行の印象を語った。