中日観光ハイレベルフォーラム、新潟で開催

　新潟県、在新潟中国総領事館、中国旅行社協会が共催する中日観光ハイレベルフォーラムが23日、新潟市にて開催された。中日の政府及び観光業界の関係者が出席し、挨拶した。

　駐日中国大使館の郭燕公使は挨拶の中で、「観光業は中日両国民の相互理解と友好感情を促進する重要な手段であり、両国民間の友好促進に向け積極的な力を発揮している。新たな情勢の下、両国の観光業界はチャンスをつかみ、開拓と革新を続け、協力を掘り下げ二国間交流を推進するべきだ。特に中国を訪れる日本人観光客を増やすよう努力し、日本人の中国への理解と認識を促進し、中日関係の民意の基礎を固め続けるべきだ」と述べた。

　新潟県の花角英世知事は挨拶の中で、「今回のフォーラムは日中両国の相互往来と友好関係の強化を趣旨とする。本業界関係者が両国民のつながりを深め、相互観光を拡大するため知恵を捧げ、効果的な対策を検討する良好な機会になることを願う」と述べた。

　在新潟中国総領事館の孫大剛総領事は「観光協力は中日実務協力の重要分野であり、両国の地方間の協力を深め、両国民の理解と友好感情を促進する上で重要な力を持つ。中国の遼寧省、黒竜江省、福建省、吉林省、陝西省など中国各地のPRが、日本の人々に向け中国を理解する新たな窓を開き、実務協力に新たな方針をもたらすと信じている」と表明した。

　塚田一郎内閣府副大臣・国土交通副大臣・復興副大臣は「未来志向の日中関係を発展させる上で、観光交流は基礎になる。交流を通じ日中両国民間の相互理解を促進することが非常に重要だ」と述べた。

　観光庁の官田端浩長官は、「訪日外国人を増やすため、政府は外国語の標識、無料Wi-Fi、電子決済などの観光環境の整備を続け、満足度を高めていく」と説明した。

　フォーラムの席上、新潟県、遼寧省、黒竜江省、福建省、吉林省、陝西省の代表者が現地の特色ある観光資源を紹介した。中日観光業界の企業代表者が、両国の出入国旅行促進の関連政策を紹介した。

　｢中国網日本語版(チャイナネット)｣　2019年3月26日