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japanese.china.org.cn |02. 04. 2019

山東大学と山口大学、友好交流40周年をシンポジウムで記念

タグ: 山口大学 学術 シンポジウム 東アジア運命共同体


 山東大学と日本の山口大学の友好交流40周年を記念するため、山東大学が主催し、政治学・公共管理学院及びアジア太平洋研究所が事務局となる国際構造変革・東アジア運命共同体建設国際学術シンポジウムが21−23日にかけて、山東大学青島キャンパスで開催された。韓聖浩・山東大学副校長兼青島キャンパス校長、岡正朗・山口大学学長、王立勇・中央対外連絡部現代世界研究センター副主任が挨拶した。曹現強・青島キャンパス副校長兼政管学院常務副院長が会議を主催した。


 開幕式において、韓氏は出席者に対して山東大学と山口大学の協力の歴史を詳細に説明し、両校の協力の開拓者と先駆者に対する崇高なる敬意を表した。また山東大学は引き続き両校の協力・交流の優良な伝統を引き継ぎ、学術研究分野で新たな協力のスペースを切り開くと表明した。


 岡氏は「山口大学と山東大学には悠久な協力の歴史がある。両校の東アジア研究院とアジア太平洋研究所はすでに国際学術シンポジウムを複数回開催しており、研究分野で専門的な特色を持つ。協力と交流を通じ長所の相互補完を実現し、各自の専門力を発揮することは、東アジア国際政治の研究を促進し、東アジア運命共同体の建設を推進する上で重大な理論的・現実的意義を持つ」と述べた。


 王氏は「中日両国はインフラ整備と輸出で幅広い協力空間を持つ。両校の協力は中日両国の関連分野の研究に対して重要な推進力を持つ」と述べ、出席者に中国の「一帯一路」建設の成果を紹介した。


 楊魯慧・山東大学アジア太平洋研究所長が午前中の大会基調報告を主宰した。国際構造変革及び東アジア運命共同体の建設というテーマについて、中国社会科学院学部委員である張薀嶺・山東大学国際問題研究院長兼教授は「百年の大変局の思考」と題した報告を行った。百年の変化、世界の変化、中国の変化という時代的特徴を挙げた。


 秦亜青・外交学院長兼教授は「新多国間主義と未来の世界秩序」と題した報告を行い、「百年の大変局」の本質を分析し、未来の世界秩序に関する最新の考えを述べた。


 国務院参事である時殷弘・中国人民大学教授は、「東アジア運命共同体の歴史的理解の壁と対策」と題した報告を行い、歴史と現実の次元から東アジア運命共同体の建設は東アジアの長期的な安全と共同発展の重要な条件であると指摘した。また中日関係及び東アジア運命共同体の建設にとって極めて重要な要素を分析した。


 中国社会科学院日本研究所長の楊伯江研究員は「東アジア運命共同体の建設と中日協力の重要な力」と題した報告を行った。東アジア運命共同体の建設の背景、複数の関係の把握、操作の実行可能性、影響力という4つの面から、東アジア運命共同体の建設における中日関係の重要な地位について論述した。

 

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