海自すずつき駆逐艦と解放軍055型駆逐艦が青島に集合、その理由とは?

海自すずつき駆逐艦と解放軍055型駆逐艦が青島に集合、その理由とは?。

タグ:解放軍 海軍 自衛隊 すずつき駆逐艦 055型駆逐艦

発信時間:2019-04-17 12:32:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

北京大学に合格した一年生の宋璽


 1994年生まれの中国人女性の宋璽さんは笑顔が魅力的な、歌をうたうことが好きな女性だ。彼女は18歳の時に中国で最も有名な高等学府の一つ、北京大学に合格した。何の心配もなくキャンパスライフを楽しんでいた彼女は、最大の夢を追い求めることを決断した。長い髪の毛を切り、筆を捨てて軍隊に入り国に報いようとしたのだ。やるならとことんやるで、宋さんは最も難しい「海軍陸戦隊」に照準を合わせた。


軍事技能訓練を続けた宋璽



 古くはムーランが父の代わりに軍隊に入ったが、今や美少女が海軍の夢を追い求めようとしている。年頃の女性が選んだのは安全で快適な暮らしではなく、苦しみと責任感だった。非常に苦しい軍事技能訓練、実弾射撃、格闘術、武装移動を毎日続けた。ハードルの高い海軍陸戦隊に入るため、宋さんは一般人では想像もできないほど努力し、汗水を流した。ついに勉強で「神童」と呼ばれた女性は願いを叶え、海上に咲く花になった。

 

海軍陸戦隊に入った宋璽さん


 宋さんは2016年12月に中国人民解放軍海軍第25期アデン湾護衛航行任務に参加する海軍特戦隊に選ばれた。現地時間2017年4月8日午後4時頃、護衛航行艦隊はツバル国籍の「OS35号」貨物船がアデン湾・ソコトラ島から北西の海域で海賊に襲われたという報告を受けた。シリア国籍の船員19人の命が危ぶまれ、海賊の人数は不明だった。


特戦隊員は直ちに乗船し、救出活動を展開した。

 

 中国海軍護衛航行艦隊は直ちに玉林艦をフルスピードで向かわせた。9日未明、指揮員は貨物船の武力救出をを大胆に決定した。特戦隊員は直ちに乗船し、救出活動を展開した。最終的にシリア国籍の船員19人が無事救出された。「中国海軍の救出活動に非常に感謝している」九死に一生を得た船長のイスマエルさんは五星紅旗(中国の国旗)を振り、別れがたそうに護衛航行兵士を見送った。


 宋さんはすでに退役している。元兵士の彼女はこのスリルあふれる経験を振り返る時に、今でも目を熱くする。「護衛航行に参加する機会をもらえて本当に心から感謝している」

 

 奮闘なき青春はなく、若者が強ければ中国も強くなる。宋さんのような志の高い若者たちが、自分の青春の花を青い大海原で咲かせる。彼らは祖国を愛するだけでなく、天下のことも常に気にかけている。彼らにとっての平和とは、世界の平和のことだ。彼らの理想は、世界の平和のために自分の力で貢献することだ。中国海軍は大国の海軍としての責任と義務を果たすなか、志の高い若者に積極的に国際事業に参加し、自分の才能を発揮し自己価値を示す場を与えている。


 中国海軍護衛航行艦隊の歴史はすでに10年にのぼる。


 中国海軍護衛航行艦隊の歴史はすでに10年にのぼる。この10年間で、艦艇が延べ100隻、兵士が延べ2万6000人以上、国内外の船舶が延べ6600以上にのぼり、責任を果たしていることが分かる。安全に護送した船舶のうち外国籍が過半数を占める。遂行した任務の中には、マレーシア機失踪事件の捜索救助、モルディブへの緊急給水、シリア化学兵器輸送船(計20回)及び世界食糧計画の船舶12隻の護衛航行、内戦中のイエメンからの中国人683人・外国人279人の緊急退避などが含まれる。中国海軍は10年に渡り、マラッカ海峡を行き来する数万カイリの航路において、国際社会に公共の安全を提供したばかりか、外国海軍と積極的に交流し、合同演習などを実施した。さらに沿岸友好国の港湾都市を訪問し、軍事透明度を高め、平和の情報を伝え、友好の種をまいた。


 

海上自衛隊のすずつき駆逐艦


 人民海軍はすでに70年の時を歩んでいる。今年4月23日に青島市で開始される「中国海軍設立70周年記念国際観艦式」では、友好の種が根を張り芽を出し花を咲かせる。現在まで60数カ国が海軍代表団の派遣を表明している。各国が今回の観艦式に自国の「スター艦艇」を派遣することで、中国海軍の誕生日を祝い、敬意と信頼を示す。ロシア北方艦隊のアドミラル・ゴルシコフ級フリゲート、インドのコルカタ級駆逐艦なども登場する。日本の防衛省高官の山村浩氏も有名なすずつき駆逐艦を率いて中国を訪問する。海上自衛隊の訪中は2015年ぶり。


 解放軍の055型駆逐艦


 主催者の中国海軍も最新の055型駆逐艦をお披露目する。これは中国初の1万トン級駆逐艦で、アジアで総合的な能力が最強の駆逐艦とされている。今回の活動で国内外から最も注目を集める焦点の一つになる。

 

 強く大きく現代的な中国海軍が今後も大海原を守り、静かで安全な人類の家を守ることは間違いない。(中国網・呉静)



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年4月17日











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