日本メディア:中国の小都市の「月欠族」

日本メディア:中国の小都市の「月欠族」。

タグ:ネット通販取引額

発信時間:2019-04-28 16:01:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 最近の調査で、中国の小都市の若者の大部分が「月光族」、30%が「月欠族」であることがわかった。「月光族」とは文字通り、毎月の給料を全部使い果たす人のことを指し、彼らは毎月の給料でなんとかやりくりしている。最近登場した「月欠族」とは、消費が所得を上回り、給料を使い果たすだけでなく前借りして消費している人たちを指す。


 10年前、中国のネット通販取引額は世界の1%以下だったが、2016年には40%を占める7900億ドルに達した。


 中国の小都市で生活する若者は都市部の若者よりネット通販で買い物をする傾向が強い。理由の1つとして、アリババなどの中国IT企業がインターネットと銀行口座を結びつけたオンライン決済システムを構築し、ネット通販の中国での急速な普及に伴い、小都市でもブランド品が簡単に購入できるようになったことが挙げられる。そのほか、中国の小都市住民の所得は都市部より少ないが、飲食、生活必需品、家賃などが都市部より安い。中でも、両親と同居する若者は給料をほぼ全て自分で使える。


 若者の思考を長期的に研究する中国青少年研究会の廉思副会長は、大都市でも小都市でも、若者はファッションを追求し、流行を追い、時代遅れになりたくないという思いが強いと分析する。実は、都市部の若者と比べて、小都市の若者はファッションに敏感で、ネット通販に依存しやすい。小都市の青年の基数は大きく、彼らは時間に余裕があり、惜しまずに消費するため、消費の新たな原動力になっている。しかし、過剰なクレジット消費により収入で支出をまかないきれず、借金を背負い、自ら返済のプレッシャーを抱える人もいる。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月28日

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