日本メディア:私たちは「自殺大国」ではない

日本メディア:私たちは「自殺大国」ではない。日本は「自殺大国」というイメージを海外に与えているが、これは誤解だ。日本では近年、自殺者が毎年減少し、40年ぶりの低水準に達している…

タグ:自殺 歴史 経済 協力 対策

発信時間:2019-05-06 15:03:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 日本は「自殺大国」というイメージを海外に与えているが、これは誤解だ。日本では近年、自殺者が毎年減少し、40年ぶりの低水準に達している。日本の自殺率は現在、世界トップ10に入っていないが、先進国の中では上位につけている。国内社会の専門家は、日本は働き方改革に取り組み、社会の個人へのプレッシャーを軽減しようとしているが、自殺問題を解消するためには長期的な努力が必要だと指摘した。5日付日本経済新聞が伝えた。 


 日本については多くの誤解があるが、例えば中国のネット上ではこんな説が流行している。「日本社会は管理型社会で、人々が大きなストレスを抱えているため、自殺率が他国を大きく上回る」しかしデータによると、日本の自殺率は世界的に見ても非常に高いわけではない。世界保健機関のデータによると、日本の2016年の10万人あたり自殺者数は約18.5人で、統計対象となった176カ国のうち14位だった。トップ5はリトアニア、ロシア、ガイアナ、韓国、ベラルーシ。しかし経済協力開発機構(OECD)加盟国の中では、日本は韓国とベルギーに続く3位で、先進7カ国(G7)の中では首位になっている。


 日本の自殺者数は2000−10年頃に多かったが、これには特定の歴史的な原因がある。バブル経済崩壊により、多くの中高齢者が職を失い、絶望し自殺した。現在は日本経済がゆるやかに回復しており、この現象に大幅な改善が見られる。日本政府のデータによると、日本の自殺者数は1998年より14年連続で3万人を上回り、2003年にピークに達してからは徐々に減少している。「(毎年の自殺者)3万人時代」から「2万人時代」に入っている。世界と比べると日本も「自殺大国」ではなく、欧米の工業大国と比べると日本の自殺率はやや高いが、特に際立っているわけではない。


 社会がうつなど自殺の誘因への重視を強めるに伴い、日本も対策を強化している。地方政府と企業はうつの相談窓口を設置し、人々の精神的な健康状況に注目している。日本政府が推進中の働き方改革により、過労による自殺者がさらに減少している。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年5月6日

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