東京拘置所に収容されている多くの人の罪状がまだ確定していない。日本には、容疑者が自白するまで釈放しないという制度があり、勾留が数カ月にわたるため国際社会から「人質司法」と批判されている。フランス通信社は10日、この機関の見学を許可されたが、容疑者を収容しないフロアのみを見学した。
この拘置所は窓に柵がなく、床はピカピカに磨かれ、最新の医療設備も配備している。単独の牢屋の全室にトイレ、折りたたみベッド、棚、洗面所はあり、空が見える窓、簡単なご飯、スープ、少量の肉や魚だけを提供する窓がある。1人部屋の面積は7.5平方メートル。記者はコンクリートのトレーニングエリアも見学した。上にフェンスがあり、1日に30分しか利用できない。そのほかに売店もあり、見学者と収容者はそこで果物の缶詰やビスケットなどを購入できる。牢屋の棚などはすべて円形で、洗面所の蛇口はボタンで操作し、ホックは滑りやすいため紐をかける場所はない。
拘置所の警察官によると、日本の刑務所の3大事故は火災、脱獄、自殺である。この警察官は東京拘置所で何件の自殺が発生したかを知らないが、「先日、警備員が自殺行為を阻止し特別褒賞を得た」と明かした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月12日