8月7日、深セン市の展示ホールで勤務する趙静さん。展示ホールのすだれはコーヒー豆を入れる麻袋を加工して作られている。
低炭素、純粋、リサイクルは趙静さんのモットーで、彼女が追求するライフスタイルである。
アパレルブランドのデザイナーである趙静さんは、日常生活で発生する大量のごみが生態環境を破壊することに気づき、シンプルで純粋なライフスタイルを追求するため、2015年にデザイナーの仕事を辞め、深セン市の梧桐山で「廃棄物拾い」をしてこれらを改造するようになった。
「どうして廃棄物をたくさん拾ってくる」。梧桐山で古い物を改造し始めた時期、彼女の大家はよく思っていなかった。しかし3年以上が過ぎ、趙静さんは自分のライフスタイルを貫き、人が捨てたジーンズや家具などを拾ってきて「ごみ」をアート作品に変え、大家の考えを変えただけでなく、周囲の人たちにも影響を与えた。その後、多くの友人も「廃棄物拾い」を始め、彼女は改造した作品を国内の多くの場所で展示している。趙静さんは、「私のような生活に限らず、誰でも自分のニーズについて考え、繁雑な部分を削って簡潔にすることができる」と話した。
私たちが暮らす地球で、これほど多くのものは本当に必要なのだろうか。趙静さんと彼女の友人らは、現代的な都市でよりエコで純粋なライフスタイルを探っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年8月9日