日本の防衛相が10年ぶりに訪中、協力をめぐり協議

日本の防衛相が10年ぶりに訪中、協力をめぐり協議。

タグ:日本の防衛相 訪中 中日関係

発信時間:2019-12-20 11:27:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 日本の河野太郎防衛相は18、19の両日、中国を訪問した。日本の防衛相の訪中は10年ぶりで、河野氏が今年外相から防衛相に就任してから初の訪中となった。また日本の安倍晋三首相も近日中に訪中を予定していることから、今回の訪問は日本メディアから注目された。


 共同通信は19日、「日中関係の問題により、両国の防衛当局者の交流は中断されていた。前回の日本の防衛相の訪中は、2009年3月の麻生太郎内閣の浜田靖一防衛相(当時)による北京訪問だ」と報じた。


 河野氏は18日に中国に到着すると、許其亮・中央軍事委員会副主席、魏鳳和・国務委員兼国防部長と会談した。河野氏は19日、人民解放軍の部隊を視察した。


 許氏は河野氏との会談で、「中日は地理的に近く、文化が融合しており、利益が重なっている。中国側は日本側と共に、国際及び地域の平和・安定を共に維持し、両国及び地域の安全と発展を促進することを願う」と述べた。河野氏は「日本側は対中関係の発展を重視している。今回の訪問をきっかけに、中国側と引き続き防衛交流及び協力を強化し、日中関係の改善及び発展の良好な流れを維持することを願う」と述べた。


 魏氏は河野氏との会談で、「中日は一衣帯水の隣国だ。中日関係の良き発展は、両国の国民に福をもたらすほか、地域及び世界の繁栄・安定に対して重要な意義を持つ」と述べた。河野氏は「日中両国関係は新たな発展の時期を迎えており、両国の防衛交流も積極的な進展を手にした。日本側は中国側と理解及び相互信頼を促進し、地域の平和と安定を共に守ることを願う」と述べた。


 時事通信によると、日中の防衛相による今回の会談は、友好的な雰囲気のなか行われた。19日付読売新聞は、双方の会談時間が予定を20分上回る1時間50分にのぼったことを強調した。両国の防衛相は会談において、日本の海上自衛隊と中国海軍の艦船の相互訪問、自衛隊と人民解放軍の将兵の友好交流を継続することで合意した。また両国の防衛部門は危機管理メカニズムの構築の強化を計画している。中日は昨年6月に海空連絡メカニズムの運用開始を宣言した。両国の防衛相は今回の会談で、同メカニズムに基づく両国防衛部門のホットラインの早期開設を目指すことで合意した。TBSによると、河野氏は魏氏との会談で、来年の訪日を積極的に要請した。

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