李克強総理は24日午後、四川省成都市の杜甫草堂博物館にて、韓国の文在寅大統領、日本の安倍晋三首相と共に中日韓協力20周年記念活動に出席した。
3カ国指導者が「中日韓協力20周年記念封筒」の発表式に出席した。
李克強総理は午後3時頃、草堂大廨の石段前で、韓国の文在寅大統領、日本の安倍晋三首相を迎えた。その後3カ国指導者は詩史堂と柴門を見学し、解説に耳を傾けた。
杜甫は中国で「詩聖」と呼ばれており、その詩は中国人の間で現在まで詠み伝えられている。その影響は国境を越え、東アジアなどでも広く歓迎されている。中日韓は同じ東アジア文化圏にあり、一衣帯水で、文化が共通している。韓国と日本の多くの観光客が四川省成都市の杜甫草堂まで足を運び、偉大なる詩人への敬慕の念を表している。
3カ国指導者は杜甫の茅屋(粗末な草ぶきの家)故居を訪れた。李総理は「杜甫は茅屋で暮らしながら、庶民と天下のことを考えていた。その『安くんぞ得ん広廈千万間、大いに天下の寒士を庇いて倶に歓顔せん』という有名な詩は、詩人の大きな胸襟と崇高な人文感情を表現している」と述べた。
3カ国指導者は大雅堂外庭院にて、「中日韓協力20周年記念封筒」の発表式に出席した。3カ国首脳は記念封筒に署名した。
3カ国指導者が共にキンモクセイの木を植え、土を固め水をまいた。
中日韓協力20周年記念写真展を見学後、3カ国首脳は共にキンモクセイの木を植え、土を固め水をまいた。
李総理は「この中日韓の友好を象徴するキンモクセイの木は、深く根を張り葉を茂らせ、すくすくと成長することだろう」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月25日