中日両国>
japanese.china.org.cn |20. 02. 2020

日韓で新型肺炎感染者の増加続く

タグ: 新型肺炎感染者


 新華社の海外駐在記者によると、19日、日本と韓国で新型肺炎感染者が引き続き増加した。横浜港に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号の乗客乗員を含むと、日本国内の感染者は704人に達した。韓国では19日、新たに20人が感染し、計51人になった。


 日本の厚生労働省は19日、「ダイヤモンド・プリンセス」号の乗客607人の検査結果がわかり、うち79人の感染を確認したと発表した。79人中68人が無症状だという。これにより、「ダイヤモンド・プリンセス」号に乗船していた約3700人のうち3011人の検査結果がわかり、322人の無症状者を含む621人の感染が発覚した。そのほか、東京、北海道、沖縄などで19日に新たに8人が感染、17日にチャーター機で帰国した1人が感染していることがわかり、クルーズ船を除く感染者は83人に増加した。現時点で、日本国内の感染者は704人に達した。


 また、日本の時事通信社などのメディアは18日、東京都は16日に運転士の感染が確認されたと報告したと伝えた。1月末から2月初めにかけて、共同通信社の従業員10人がこの運転士が運転するバスに乗り、首相官邸の取材を担当する政治記者1人も含まれている。共同通信社は10人に14日間の自宅隔離観察を要求したが、現時点で10人に症状が現れていないため、ウイルス検査の実施は求められていない。菅義偉内閣官房長官は18日、関連の報告を受け、対応策を講じると述べた。


 韓国疾病管理本部は19日、国内で同日に新たに20人の新型肺炎感染が発覚し、感染者は51人になったと発表した。同部門によると、新たな感染者20人中15人が31人目の感染者と接触したことがあり、さらなる流行病学調査を進めている。


 また、韓国疾病管理本部によると、19日に韓国で4人の患者が治療を終えて退院し、退院患者は16人になった。そのほか、感染が疑われた9973人の検査結果は陰性で、現在1149人が検査を受けている。


 韓国中央事故処理本部によると、韓国政府は新型コロナウイルスの社会蔓延の防止に努めているが、感染初期に伝染するという特徴を考慮すると、社会に拡散する可能性も否定できない。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月20日