日本の安倍晋三前首相の「桜を見る会」をめぐる問題点が次々と発覚している。検察及びメディアの最新の調査によると、安倍氏は支持者に違法かつ間接的に寄附し、かつ証拠隠滅した疑いがある。安倍氏の以前の発言が嘘であったことが証明された。菅義偉首相は25日の国会答弁で、本件について野党から猛批判を浴びた。
安倍氏の本件の動向は検察側の調査によって決まると分析されている。安倍氏が最終的に起訴されるとは限らないが、菅氏が首相就任前に安倍内閣の中核を担っていたことから、安倍氏のスキャンダルの動向は菅政権の大きなリスクになりうる。
「桜を見る会」をめぐるスキャンダルが再び生じ、「安倍政権を継承」の旗印を掲げる菅氏が受ける圧力が激増している。安倍政権で長期的に内閣官房長官に就任し、かつ安倍氏の代わりに何度も国会で野党からの質疑に答弁していたことから、野党及びメディアから猛批判を浴びている。
野党は25日の国会答弁で、菅氏の以前の答弁の責任を追及し、真相を明らかにし安倍氏を証人喚問するよう求めた。報道によると、菅氏が何度も答弁を拒否したことに野党が抗議し、審議が中断される一幕もあった。
日本の時事通信社は、菅氏は本件の疑惑払拭に消極的で、前政権の「負のレガシー」に「臭いものに蓋」の姿勢を示していると論じた。また菅氏は安倍氏のスキャンダルに対して距離を置く姿勢を示し、問題発覚が続いた場合に関連性を否定しようとしているが、両氏が政界内で強くタッグを組んでいたことからそれも容易ではないと分析されている。安倍氏のスキャンダルの動向の、政権に対する潜在的なリスクは侮れない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年11月27日