日本僑報出版社が主催する第3回「日中ユースフォーラム」がこのほど、テレビ会議形式で開かれた。中国の孔鉉佑駐日大使、日本の垂秀夫駐中国大使が祝辞を送った。
孔大使は祝辞の中で、「国の交わりは民の相親しむにありだ。多くの応募者は作品の中で、中国そして中国人と触れ合う前後の対中感情に言及しており、口をそろって『百聞は一見にしかず』と感心している。こういった認識の好転が必ず国民感情の改善につながり、両国関係発展の民意的基礎を打ちかめるものとなる。より多くの日本の友人が受賞作品を通じ、『等身大』の中国を認識し、中国そして中国人と進んで触れ合い、自らの全面的で客観的な『中国観』を持つことを希望する」と表明した。
垂大使は祝辞の中で、「若い世代の皆さんには、これからも引き続き語学を始めとする各分野で研鑽を積み、日中関係の担い手、両国の間の懸け橋となるよう期待する」と表明した。
今回の「日中ユースフォーラム」のテーマは「ポストコロナ時代の若者交流」。第3回「忘れられない中国滞在エピソード」作文コンクールで受賞した日本の6人の若者、第16回「中国人の日本語作文コンクール」で受賞した中国の6人の若者が代表者としてオンラインで交流し、約100人の中日の友人が会議を傍聴した。
第3回「日中ユースフォーラム」の最優秀賞(中国大使賞)を受賞した池松俊哉さんは、中国の工場を訪問した時の印象を語った。「中国の工場の高品質管理水準と中国人の温かさが忘れがたい。今や私は完全に中国のファンになった。中日の交流が今後いっそう活発化することを願う」
第16回「中国人の日本語作文コンクール」の最優秀賞(日本大使賞)を受賞した万園華さんは、「コロナ禍で多くの世界の友人から援助の手を差し伸べられたことに感謝する。より多くの豊富で多彩な交流方法を作り、中日の青年交流を促進することに期待する」と話した。
フォーラム全体が誠意ある友好的な雰囲気のなか進行した。人々は、インターネットとSNSの交流を通じ相手国の真の状態を理解し、中日友好のバトンを多くの人につなぎたいと表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年12月4日