民間環境保護団体の自然の友の張伯駒総幹事は中国網の独占インタビューに応じ、「炭素排出のピークアウト・カーボンニュートラル目標を実現するうえで、有効的な炭素固定または不必要な炭素流出の防止は非常に重要な手段であり、これは野生動物とその生息地の保護の基礎でもある。近年、中国の野生動物保護作業は科学化が進み、法律の制定から執行に至るまで、より厳格化され、一般の生態保護意識が高まっている」と述べた。
張伯駒氏によると、中国唯一の野生のクジャクであるマクジャクは中国に500羽ほどしか生息しておらず、パンダより貴重な絶滅危惧種で、国家一級重点保護野生動物、世界自然保護連合(IUCN)絶滅危惧種レッドリスト絶滅危惧種レッドリストに指定されている。2017年3月、マクジャクの最後の完全な生息地が建紅河支流の戛灑江一級水力発電所の水没区に発見され、自然の友とその他の民間環境保護団体は、元環境保護部に紅河流域の水力発電所プロジェクトを停止し絶滅危惧種マクジャクの最後の完全な生息地を救うことを提案する文書を送った。
IUCN絶滅危惧種レッドリスト、中国国家一級重点保護動物のマクジャク