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japanese.china.org.cn |10. 06. 2021

第17回北京-東京フォーラム 10月下旬に開催

タグ: 第17回北京-東京フォーラム


   6月9日、中国国際出版集団(中国外文局)と日本の非営利シンクタンク「言論NPO」は、ウェブ会議によって「北京-東京フォーラム」ハイレベル協議会を開催した。双方は協議の結果、第17回北京-東京フォーラムを10月下旬にオンラインとオフラインを組み合わせる形で開催することを決定した。


挨拶する同フォーラムの中国側指導委員会委員兼執行委員会主任を務める中国外文局の杜占元局長


 同フォーラムの中国側指導委員会委員兼実行委員会主任を務める中国外文局の杜占元局長はあいさつで次のように述べた。「新型コロナウイルス感染症の世界的な流行と国際環境の深刻な変化が中日関係の発展に比較的複雑な状況をもたらしている。中日両国は隣国であり、世界第2位、第3位の経済大国でもある。来年は中日国交正常化50周年を迎える。いかに安定かつ健全な中日関係を次の50年に持っていくか、双方は向かい合って歩み寄り、共に努力する必要がある。こうした時期こそ、中国外文局のような文化発信機関や言論NPOのようなシンクタンク、および両国の識者は広範な意思疎通を行い、中日関係が長期的かつ安定して発展する民意の土台を打ち固める必要がある。フォーラムの中国側主催者として、中国外文局は日本側のパートナーである言論NPOと協力し、より特色に富み成果がある第17回北京-東京フォーラムを開き、感染拡大の予防・抑制や経済の発展、気候変動など国際的な課題に中日が共同で対応するための優れた対話プラットフォームを打ち立て、アジアおよび世界の繁栄・発展に積極的に貢献する」



オンラインで挨拶するフォーラムの日本側指導委員会委員長で元国連事務次長の明石康氏


 フォーラムの日本側指導委員会委員長で元国連事務次長の明石康氏は、「東京-北京フォーラムは今年の秋に第17回が開催される予定になっております。晴天の時にも、嵐の中にあっても両国関係はこういった多くの関係者が各方面にわたって両国関係の現在と未来について真剣に語り合ってきたことは、特に評価すべきことであると考えております。東京-北京フォーラムにおいてアジアの平和を考えることも、そして世界の明日を考えることも非常に重要ではないかと私は考えております。来年は日中国交正常化50周年を迎える年になり、この会議を前座として、素晴らしい成果を結ぶことを期待しています」と語った。



  双方の組織委員会の幹部代表は協議を経て、本フォーラムが中日国交正常化50周年という重要な節目をきっかけとし、国際情勢と中日関係の変化を巡って、新型コロナ感染拡大の予防・抑制、気候変動への対応、世界経済の回復の後押しなど国際的な課題に対して踏み込んだ交流を行い、協力の余地を探求し、アジアと世界の平和と発展に中日の知恵と力を貢献することを満場一致で同意した。双方はさらに現在の中日関係について両国で共同世論調査を行い、フォーラム開催前にその結果を発表する。


協議会を主宰するフォーラムの中国側指導委員会副主任兼秘書長を務める中国外文局の高岸明副局長


「北京-東京フォーラム」は2005年に開始され、毎年北京と東京で順番に挙行されるもので、すでに中日両国間のハイレベルの民間対話および交流の舞台となっている。昨年11月には、中国外文局と言論NPOがオンライン・オフラインの形で第16回フォーラムを開催した。

 

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