2021年7月1日の中国共産党創立100周年を前に、日本の元参議院議員で構成される一般社団法人「参議院協会」の宮崎秀樹会長がチャイナ・メディア・グループ(CMG)の取材を受け、祝賀のメッセージを寄せるとともに、「中国は共産党の指導の下で、大きく変貌をしたことに敬意を表す」と述べました。
医師で、医学博士の宮崎氏は1984年に中国を初めて訪問しました。その年は、中国では外国から初となる無償援助協力のモデル事業として、日本のODAを使って整備した中日友好病院が開設された年でもあります。初訪中した時の思い出について、宮崎氏は、「人民服を着ている人が多く、病院の医療施設も概して充実していなかった」と振り返りました。
その時から約40年が経った今、中国の医療衛生事業に大きな変化が生じました。開院時から最先端の医療設備を有していた中日友好病院も、時代の変化とともに現在では毎日の外来患者が1万人規模に迫り、病床数1610床を有する大型総合病院に変貌しました。とりわけ、緊急医療救援、呼吸器疾患、遠隔医療の関連研究では中国における最先端を歩む総合的な医療機関へと成長してきました。それだけではなく、中日友好病院は中国医療の海外交流窓口として、200あまりの海外の大学・医療機関・研究施設と人材育成・学術交流のルートを確立し、国際的な医療スタッフの育成にも重要な役割を果たしています。
宮崎氏はこうした変化に触れ、「中国はこれまでに素晴らしい発展をし、現代国家に変貌している。中国共産党の積極的な取り組みと活躍に敬意を表す」と話しました。そのうえで、国づくりにおいて、「中国共産党が十数億の人民をまとめて世界中の手本になることを願う」と今後の中国の進む道に期待を寄せました。
宮崎氏はさらに、「日中両国が今後も仲よく共存し、共に栄えることを希望する」と話し、中国共産党の創立百年に祝賀の意を表しました。
「中国国際放送局日本語版」2021年6月14日