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japanese.china.org.cn |13. 09. 2021

全国一流日本語専攻建設ハイエンドフォーラム 優秀な日本語人材育成に着目

タグ: 日本語 専攻 人材 育成

(写真は主催側が提供)

 

 「大学生は民族の未来と国の希望だ。大学は学生育成の主要陣地として、人材育成の重要な職責を担ってる。徳を打ち立て人となす、これは高等教育の時代の使命だ」北京外国語大学、教育部高等学校外国言語文学類専業教育指導委員会日本語分委員会、中国日本語教育研究会が10日に共催した「全国一流日本語専攻建設ハイエンドフォーラム」の開幕式において、北京外国語大学日本語学院院長、北京日本学研究センター主任、中国日本語教育研究会会長の周異夫教授は、「徳を打ち立て人となす、これは日本語専攻建設の初心だ。中国の視野と中国に根ざす感情を兼ね備える優秀日本語人材は、日本語教育者の重要な命題であり、一流専攻建設の根本だ」と指摘した。


 「革新・発展」をテーマとし2日に渡り開催されたフォーラムにおいて、北京大学、南京大学、吉林大学、南開大学などの100校弱の200人弱の日本語中堅教員が、教育部高等学校外国言語文学類専業教育指導委員会日本語分委員会、中国日本語教育研究会の30人余りの専門家の発言に耳を傾けた。国家「ダブル一流」建設及び「新文科系」建設を背景とし、中国の日本語専攻教育の発展の促進、時代の発展の需要に合致する日本語専攻人材の育成について共に検討した。多くの専門家は、「徳育を優先し、人を本とし、積極的な教育により人を導き、教育の革新により人を発展させることは、大学の日本語教育の根本的な主旨だ」と指摘した。


 北京外国語大学副校長、教育部高等学校外国言語文学類専業教育指導委員会主任委員の孫有中教授は基調報告の中で、「外国語類専攻の学生は、外国語運用能力、文学鑑賞能力、文化を跨ぐ交流能力、一定の研究能力を持つほか、さらに重要なのは正確な世界観・人生観・価値観、良好な道徳品格、祖国への情熱、国際的な視野などの基本的な素養を持つことだ」と指摘した。


 教育部高等学校外国言語文学類専業教育指導委員会日本語分委員会主任、天津外国語大学元校長の修剛教授は、「歴史観・文化観を樹立し、学生の表現力、説得力、交際力、情報力を育成した上で、日本語により中国と日本について語り世界を読み取る『日本語達人』を育成する。学生の領土問題、歴史問題、地域政治に関する研究・判断能力を養い、中国と世界を結ぶ橋を架ける」と指摘した。


 北京日本学研究センター元主任の徐一平教授、対外経済貿易大学外国語学院院長の李運博教授、北京師範大学日本語系主任の冷麗敏教授、広東外語外貿大学日本語言語文化学院の陳多友教授が来賓として、「新文科系を背景とする人材育成方法の改革と革新」「情報化時代の教材及びカリキュラム資源の建設と応用」「専攻の優位性と特色ある発展の視野における一流カリキュラムの建設」「日本語専攻のカリキュラム思政の理論の模索及び教育の実践」をテーマとする4つの円卓フォーラムを主宰した。出席した教員は専門家・学者に積極的に質問し、交流した。


 北京外国語大学日本語学科は悠久な歴史を持つ、同校の有力学科、全国の日本語で唯一の国家重点学科だ。北京外国語大学校長、党委員会副書記の陽丹氏は、「新たな発展のチャンスを前にし、本校の日本語学科が各方面の知恵を集め、全国一流の日本語専攻の建設を推進することを願う」と述べた。

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