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japanese.china.org.cn |18. 10. 2021

「中日農村振興比較」学術シンポジウム、浙江省で盛大に開催

タグ: 農村 振興 地域 協力 経験

 

 全国日本経済学会、浙江省麗水市人民政府が主催し、中国社会科学院日本研究所、麗水職業技術学院が事務局となる全国日本経済学会2021年年次総会並びに「中日農村振興比較」学術シンポジウム、及び第1回「農村振興・山水花園都市発展」国際シンポジウムが16日、浙江省麗水市で盛大に開催された。中国、日本、韓国、マレーシアの会員代表、専門家・学者ら200人弱が出席。生態文明の建設、人と自然の調和、中日の農村振興の比較といった経済・社会発展の問題について共に議論した。


 中日友好協会常務副会長、中国の元駐日大使の程永華氏は開幕式で、「来年は中日国交正常化50周年だ。中日関係の維持と発展は両国人民の根本的な利益に合致する。双方は和而不同と和衷協同という東アジアの知恵を発揚し、域外からの干渉を断固排除し、真の多国間主義を実践し、地域協力を積極的に促進し、RCEPの発効・施行を促すべきだ」と述べた。


 日本の在上海総領事館副総領事の福田高幹氏はあいさつの中で、「コロナ禍において中国と日本の経済協力関係の深さを実感した。中国の改革開放と高品質発展の堅持に、そして中日の経済貿易協力に自信を持っている。日本は今後さらに中国との発展を掘り下げ、対中投資を拡大するだろう」と述べた。


 中国社会科学院文学研究所党委書紀、全国日本経済学会副会長の劉玉宏氏は、「ポストコロナ時代の中日の農村振興の比較、新時代の山水花園都市・農村発展という2つのテーマに関する深い議論には現実的な意義があり、中日両国の発展の需要に合致し順応する。日本側には参考になる多くの経験がある。開始が早く、良きモデルがあり、都市部・農村部結合を実現した。ブランドを樹立し、発展を促進した。実務的な効果的な方法が、日本の農村振興に対して重要な力を発揮した」と述べた。


 学術報告において、中国社会科学院日本研究所の元副所長、全国日本経済学会常務副会長の張季風氏が、「日本の農村振興と『デジタル田園都市国家構想』」と題した報告を行った。張氏は、日本の農村建設の特徴と啓示には、(1)農村と都市の融合発展の重視(2)農業と農村のマルチな機能の発揮(3)生態保護及び人と自然の調和の重視(4)自然景観と人文景観の保護の重視(5)農村建設のブランド戦略の重視――があると指摘した。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年10月17日