日本の最高裁判所は東京電力(東電)の上告を退け、東電に対して、約580人の福島第一原発事故の被害住民に11億円の賠償を命じた。この賠償額は政府が定める賠償基準を上回った。
日本メディアの8日の報道によると、最高裁は7日、3件・約580人の集団訴訟について判決を下した。住民らは福島第一原発事故の放射性物質漏洩事故による精神的な苦痛を理由に、東電に賠償を求めた。東電はこれまでの二審で、日本の国家賠償基準を上回る賠償を命じられ、最高裁に上告した。最高裁は7日、東電の上告を退け、11億円の賠償を命じた。
集団訴訟を担当した野村吉太郎弁護士は、これは最高裁が3月11日を前にし、東電に対して「論争をやめ、責任を果たすべき」という情報を発したと見ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年3月9日