アジア太平洋の陣営化 米国は大きな動きを試みている

中国網日本語版  |  2023-01-18

アジア太平洋の陣営化 米国は大きな動きを試みている。

タグ:アジア太平洋 陣営化 制限 NATO

発信時間:2023-01-18 15:18:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 米メディアはこのほど記事の中で、アジアがかつてない大規模な軍備競争に入っており、またこれによりアジアが米日韓と中露朝の2大陣営に分裂し、軍備競争がコントロールを喪失するリスクに直面していると伝えた。アジアの陣営化と対抗のエスカレートを煽る問題について、この記事は半分言い当てたと言える。米国側は確かに大きな動きを試みている。(筆者=郭暁兵・中国現代国際関係研究院軍縮研究センター長)

 米国はアジア太平洋における線型の同盟体制をネットワーク型に変え、アジア太平洋版の小NATOを構築しようとしている。米日韓は米国が力を入れる小型多国間体制の一つだ。米国は昨年発表した「核態勢の見直し(NPR)」の中で、米日韓もしくは米日韓豪の拡大抑止協議メカニズムを構築し、アジア太平洋でNATOにならい多国間の「核の傘」を作るとした。日本はこの機会を利用し防衛政策を大幅に調整し、軍事費の大幅な増額やミサイルなどの通常戦力の発展を計画し、専守防衛の原則を実質的に突破しようとしている。しかし日韓の歴史問題や利益の食い違いの制限を受け、米日韓のメカニズムは米国主導のアジア太平洋安全メカニズムの新たな支柱にはなり難い。

 米国から真の期待を寄せられているのは次の2つのメカニズムだろう。まずは地理的に東アジア大陸を囲む米日印豪「クアッド」で、次に米英豪の安全保障協力「オーカス」だ。このいずれもアングロサクソン系である3カ国は、軍事ハイテクの共有及び協力のさらなるレッドラインの突破を試みている。米英は豪州の原子力潜水艦の建造を支援し、極超音速兵器の攻防、電子戦、サイバー空間、人工知能、量子技術などの協力を展開しようとしている。また米国の「国防授権法案2023」は台湾に100億ドルの軍事支援を行うことを明記し、かつ台湾で地域の有事に対応する「軍備庫」を建設するとした。アジア太平洋の安全体制内で引き続き、台湾を利用し中国をけん制しようとする意図が明らかだ。

 同時に米国はさらにNATOのアジア太平洋化に力を入れている。これは次の2点で明らかだ。まず、米国のアジア太平洋における同盟国をNATOの調整メカニズムに引き込んでいる。NATOは昨年、マドリードでの首脳会合に日韓豪を招待し、いわゆるユーラシアの連携について協議した。次に、英仏独などの欧州のNATO加盟国の軍事力をアジア太平洋に招いた。今後NATOがウクライナ危機から受ける圧力が弱まれば、その加盟国はアジア太平洋でより活発に活動することになるだろう。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年1月18日


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