伝統的風習によると、元宵節には家ごとに「元宵」と呼ばれる食べものを食べる。「元宵」はもち米の粉で皮をつくり、中に砂糖のあんを入れ、円型に包んだもので、一家が団らんして、平和、幸福にすごす意味をあらわしている。この種の「元宵」をまた「浮団子」「湯圓」とも呼ぶ。 元宵節に元宵を食べるのに関して、民間では次のような物語が言い伝えられている。 漢の武帝の時に、ある日大雪が降った。東方朔が御園にいって、武帝のために梅の枝を折っていると、元宵という名の宮女が井戸に身を投げようとしていたので、それを助けた。もともと正月や祭日になると、元宵は親兄弟を思って心が刀で刺されるように辛く、いっそのこと死んでしまおうと決心したのだった… 全文へ |