[立ち退き拒否世帯]経済発展にともない、旧い建物の解体から始まる都市建設は、いつでも強烈な住民の抵抗にあう。特に引越先の条件が悪い場合、頑固に立ち退き拒否をする世帯がある。あたり一面取り壊しが進んで平らに均された廃墟の中で、打ちつけられて抜けない「釘子(釘)」のように一戸だけ残った家を、「釘子戸」と呼ぶ。