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japanese.china.org.cn | 09. 03. 2017

フェニックステレビ会長:世界は多面的な「チャイナストーリー」を求めている

タグ: 両会 政治協商会議 劉長楽


中国人民政治協商会議第12期全国委員会第5回会議プレスセンターは3月7日14時30分、メディアセンターで記者会見を開き、全国政治協商委員の劉長楽氏、馮驥才氏、蘇士澍氏、ジャッキー・チェン氏、海霞氏が「文化自信を揺るがせず中国ストーリーを語る」について中国内外の記者の質問に答える。

「チャイナネット」記者:

劉長楽委員(フェニックステレビ会長)に伺います。世界はどんな「チャイナストーリー」を求めていると思いますか。中国語メディアが「チャイナストーリー」を発信する際、どんな効果が発揮されるべきですか。あなたが進める中国文化輸出活動から得た教訓や経験を教えてください。

劉長楽氏:

「チャイナストーリー」についてですが、実を言うととても難しいことです。よく知られるいくつかのデータがあります。最近のアメリカの統計によると、中国に好感を持つ60代のアメリカ人は50%にまで増加しました。ところがベトナムの場合は17%に過ぎません。この数字がどれだけ信ぴょう性のあるものか分かりませんが、最近の中国の発展・変化と、それに対する海外の認知度は乖離が激しいと思います。たとえば一昨日、台湾と中国の青年が対談している番組を見ました。台湾の青年は、北京の隣に発展著しい天津があることを知りませんでした。これには驚きました。しかし、それも不思議なことではありません。中国の変化は非常に早く、規模も大きいからです。

世界でどんな「チャイナストーリー」が求められているのか。私もストーリーを使って説明してみましょう。「ジャスミン(茉莉花)」に関する話です。「ジャスミン」という民謡が西洋に伝わったのは、清朝乾隆年間です。イギリスの公使秘書であるバロー氏が英語で五線譜を記録し、西洋に伝えました。その後、乾隆33年つまり1768年、今から250年前ですが、ルソーが「音楽辞典」にこの歌を採録しました。1924年になると、イタリアで最も有名なオペラ作曲家であるプッチーニが「トゥーランドット」という非常に有名なオペラを作りました。主たる音楽の素材は「ジャスミン」です。今でも広く知られています。「ジャスミン」がオペラに採用され、1926年にイタリアで上演されると、一気に流行し、大きな中国ブームが巻き起こりました。この曲は現在まで人々に忘れ去られることはありません。中国の第二の国歌だという人もいます。「ジャスミンの物語」から分かるのは、民族的なものとは中国の特色を持つものであり、美しいものは世界の人が中国を理解するための重要な要素となることです。

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