720トンの小麦を積んだカザフスタンの列車が5日、時間通りに中カ連雲港物流中継基地に到着し、江蘇省連雲港口岸で海運に積み替えを行い、中国を離れベトナムに向かった。カザフスタン産小麦が中国から東南アジア市場に向かうのはこれが初めてであり、中国とカザフスタンの食糧越境安全ルートが正式に開通した。
カザフスタン産小麦は中国経由の輸送により、同クラスの豪州産小麦と比べ1トン当たり約45ドル割安になる。豪州から東南アジアへの輸送時間は約30日だが、カザフスタンから鉄道・海運による東南アジアへの輸送は20日ほどで、納期が大幅に短縮される。カザフスタン産小麦の市場競争力が大幅に高まり、かつ「中亜班列」(中国・中央アジア間の定期貨物列車)および「中欧班列」(中国・欧州間)の帰路で輸送するものが少ないという難題も解消した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年2月6日