人民大会堂北大ホールの「部長通路」は、全国両会(全国人民代表大会、全国政治協商会議)会期中の重要な「ニュースホットライン」だ。全国政協第12期第5回会議が3日に開幕すると、2017年全国両会「部長通路」も同日午後、正式に開設された。
「部長通路」とは、記者による呼び方だ。この人民大会堂北大ホールに位置する通路の全長は100メートルほどだが、毎年の全国両会に出席する国務院各部門の主要責任者が会場に出入りするため必ず使う通路であり、メディアが特ダネを争う場となっている。
記者が多いため、特ダネを争奪しようと混雑する。職員は2008年より取材を秩序付けるため、部長と記者の間に隔離線を引き、さらに発言用のマイクと、記者の撮影台を設置した。通路のサービスは2015年より、改善が続いている。職員は事前に部・委員会と連絡し、責任者をインタビューに招待している。部長らと記者の意思疎通がよりスムーズになった。これは両会の民主・開放・透明を具体的に象徴している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月13日