円明園は清・康煕48年(1709)以降、150年をかけて建設された世界最大の皇室庭園。円明園・長春園・万春園からなり、敷地面積3.4k㎡、建築面積16万㎡。円明園は江南庭園の絶景と西洋の宮殿建築の精粋を集大成したのが特色で、山水の景観百点以上と宮殿・楼閣145ヵ所を擁するほか、数多くの芸術品と文物も収蔵されていた。しかし、19世紀後半英仏連合軍と8カ国連合軍の2回にわたる野蛮な破壊と放火のため、この豪華きわまる庭園が廃墟と化した。現在、一部だけ修復された遺跡公園として公開されている。
「人民中国」より 2008年11月22日