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japanese.china.org.cn | 07. 08. 2013

夏休みに日本人が花火大会に行く理由

タグ: 花火,花火大会,日本人,浴衣,女性

 

 

 花火は唐代に日本に伝わったが、長い間その風習は広まらなかった。1613年、徳川家康が花火を観賞したことから、花火が重視されるようになった。「花火」という言葉もその時に広まった。急性伝染病が流行したとき、徳川吉宗将軍が中国の古い習慣に従い江戸の隅田川で花火をあげて魂を慰めたことが、今の毎年夏に行われる隅田川花火大会になった。しかし、現在の花火は、市民が交流、観賞し、おいしいものを食べるイベントである。 

 日本の花火大会は全国的な娯楽イベントになっている。花火大会の数カ月前から宣伝と準備が始まり、旅行社も花火見物コースを用意する。夏の夜になると、日本では南から北までいたるところで桜のような様々な花火が上げられ、日本人の仕事や生活の疲れを癒し、リラックスさせる。 

 花火大会当日になると、ビーチでも公園でも、屋台の経営者は早くから準備を始め、見物に訪れる人たちは場所取りをする。夜になると、仲間と集まり、ビーチや芝生で夏のパーティーを始める。 

 しかし、最も注目を集めるのは、きれいな浴衣を着た若い女性たちである。 

 クライマックスは日本人が「怒濤」と称する場面で、夜空が一瞬、昼間のように明るくなる。その時、見物客の豊かな表情も見ることができる。日本人はその瞬間、美しさに見とれて全てを忘れる。 

 美しい花火、興奮する花火だが、美しさは一瞬である。日本人が花火を好む理由は、桜の美しさを好むのと同じだろうか。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年8月7日

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