約40年前の1969年、アメリカが人類初の月面着陸に成功したことは、宇宙開発における大きな成功を意味する。宇宙への大航海時代に向けて、様々なイノベーションや開発が雨後のタケノコのように月々と現れることに人々は期待した。
1970年代、米航空宇宙局(NASA)のために宇宙ステーションの構想図を描いた芸術家がいた。描かれている宇宙ステーションは「空飛ぶ巨大タンク」のようであり、内部には都市があり、建物や緑が溢れている。街中の住宅街にはポロシャツを着た金髪の男性の姿もうかがえ、農場には牛などの家畜もいる。