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japanese.china.org.cn | 07. 12. 2013

永遠のパンドラの箱?チェルノブイリ原発に新シールド

タグ: パンドラの箱 チェルノブイリ 原発 シールド

 

1986年4月、ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所4号機が誤操作によって爆発、大量の放射性物質が大気中に放出され、欧州全体が放射能の闇に包まれた。英「The Daily Mail」紙は12月1日付けで、チェルノブイリ原発事故から27年、世界中のエンジニアが新しい巨大シールドを建設中で、放射能汚染は減少されると伝えた。

報道によると、このシールドは放射性物質によるさらなる汚染を防ぐためで、40カ国が共同出資で着工し、総工費は15億ポンド(約149億元)、24カ国が作業員と専門家を派遣しているという。そのため、このプロジェクトは史上最大規模の建設プロジェクトの一つと言われている。使用されるボルトの数は68万個で、完成すれば高さ110メートル、幅約257メートルとなり、これはサッカーコート一面分の面積に自由の女神像を丸々収められる高さに匹敵する。放射能の影響を避けるため、シールドはまず離れた場所で骨組みが造られ、その後大型トラックで原子炉まで運まれ組み立てられる。

現段階で、シールドは全工程の半分近くまで建設されており、2015年末の完成予定となっている。専門家は、新しいシールドはチェルノブイリ原発がもたらす様々な社会問題の解決に繋がると述べている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年12月7日

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