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japanese.china.org.cn | 23. 12. 2013 |
日本人写真家の郡山総一郎さんの作品「福島の黒い雨」(Fukushima Black Rain)は2013年に発行された。短い文章を添えた写真が計72ページにわたって掲載されている。これらの写真は、主に2011年に発生した東日本大震災後の福島原発事故の影響をとらえたものである。郡山総一郎さんは、震災後の廃墟ではなく、現地の人たちの生活を記録した。
福島原発事故で最も深刻な被害を受けた人は、ここで生活していた住民である。彼らはここで生活していたが、災害により引っ越しを余儀なくされた。多くの場所が廃墟となり、短い間に彼らは持っていけるもの全てを整理し、安全な場所へ移動した。
郡山総一郎さんは福島を訪れて撮影した写真家の1人であり、他の海外の写真家と異なり、見捨てられた都市の人がいない街ではなく、この地域の人たちに注目した。一週間に1回だけ家に帰る人、酪農家、別の場所で生活する人がいる。「福島の黒い雨」は生活の中の感動、悲しみ、大きな変化を示している。質素だが、非常に優れた写真である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月23日
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