4月1日、チリのイキケで地震後に街中に避難した人たち。中国国家地震台ネットの測定によると、チリ北部沖（南緯19.6度、西経70.7度）で中国時間4月2日7時46分、マグニチュード8.2の地震が発生した。震源の深さは約10キロ、死傷者や経済的損失の報告は今のところ受けていない。チリ国家緊急事態局は、沿海地域の住民に緊急避難するように促した。

 

チリのイキケの北西約70キロの海域で1日、マグニチュード8.2の地震が発生した。強い揺れによって高さ2メートルの津波が発生した。死傷者の報告は今のところない。

ここ10年で世界で多くの地震が発生し、それに伴って大規模な津波が発生した。

2004年12月26日、インドネシアのスマトラ島沖でマグニチュード8.9の大地震があり、津波が発生した。津波は最高30メートルに達し、インド洋に面する十数カ国にも及び、約23万人の死者と行方不明者を出し、経済損失は100億ドルに上った。

2006年7月17日、インドネシアのジャワ島南西沖でマグニチュード6.8の地震があり、沿岸部の地域で津波が発生した。668人の死者と1438人の負傷者、287人の行方不明者を出し、約7万4000人が帰る家をなくした。

2007年1月13日、千島列島北西の太平洋沖でマグニチュード8.3の地震があり、津波が発生し、50人以上が死亡、数千人が家を失った。

2007年4月2日、南太平洋の島国ソロモン諸島でマグニチュード8.1の大地震があり、高さ5メートルの津波が発生した。地震と津波によって50人以上が死亡し、数千人が家を失った。

2009年9月29日、サモア諸島沖でマグニチュード8.0の地震があり、津波が発生し、少なくとも184人が死亡した。

2010年2月27日、チリの首都サンディアゴ南西320キロにあるマウル沖でマグニチュード8.8の地震があり、津波が発生し、少なくとも526人が死亡、25人が行方不明になった。8万1444棟の家屋が全壊し、直接的影響を受けた被災者は37万1000人に達した。

2010年10月25日、インドネシアのスマトラにあるムンタワイ諸島沖でマグニチュード7.2の地震があり、津波が発生し、少なくとも509人が死亡、21人が行方不明になり、1万人以上が家を失った。

2011年3月11日、日本の東北地方沖でマグニチュード9.0の地震があり、巨大な津波が発生した。地震と津波により1万5000人以上が死亡、3000人以上が行方不明になり、数十万人が家を離れて各地に避難した。地震と津波の影響を受け、福島第一原子力発電所のユニット4基も被害を受け、放射能漏れが続いた。

 

「中国網日本語版（チャイナネット）」 2014年4月3日