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japanese.china.org.cn | 23. 04. 2014

死者121人に 旅客船沈没事故 行方不明者の捜索続く(写真特集)

タグ: 沈没,客船,韓国,捜索

4月22日、救助活動の拠点となっている珍島の彭木(ペンモク)港で、遺体を船から降ろす捜索部隊。客船「セウォル」号の沈没事故から7日目のこの日は捜索活動に最適の天候となり、捜索部隊は乗客が集中するとみられる客室3、4階の集中的な捜索を開始した。韓国聨合ニュースの報道によると、この日21時までに、死者の数は121人、行方不明者の数は181人で、このうち2人の中国公民が含まれるという。

 

476人を乗せた客船「セウォル」号は今月16日、韓国全羅南道珍島郡の屏風島北側の海域で座礁、沈没した。事故発生当時はちょうど朝食時間で、多くの乗客が3、4階の食堂にいたと推測されている。しかし、韓国YTNテレビの報道によると、捜索部隊は未だに休憩室から食堂に通じる扉を開けられずにおり、捜索は「全速力」には至っていない。

被害者家族代表は21日、韓国政府に対して最適の気象条件である22日から24日まで間に行方不明者の捜索を完了させるよう求めており、韓国首相に対して「人命救助優先、船の引き上げは後」を求めている。

韓国海洋警察庁の22日の発表によると、客船「セウォル」号の船長と乗組員は事故発生当初乗客に対して早急に避難命令を出さなかった他、最初に事故現場に到着した救命ボートに乗って避難しており、多くの乗客が避難のタイミングを逸することとなった。15人の主要乗組員は全員救助されている。

韓国聨合ニュースによると、韓国光州地方裁判所木浦支院は22日、過失船舶埋没、水難救護法違反、船員法違反などの容疑があるとして客船「セウォル」号の一等航海士2人、二等航海士1人と操舵手1人に逮捕状を出した。これに先日逮捕された船長ら3人の乗組員を加えると、合わせて7人の乗組員が逮捕されることになった。

韓国検察・警察合同捜査本部は22日から通信アプリ「カカオトーク」の記録などを分析して400名余りの乗員乗客の事故発生当初の詳しい状況を分析している。

事故の原因については、船舶の無理な改造、速度超過、過積載、船長の責務不履行などを中心に調査が進められている。情報によると、客船「セウォル」号を運営する清海鎮海運はコスト削減のために代理船長や多くの非専門乗組員を雇用しており、海洋水産部は同社の運営権剥奪を検討している。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年4月23日

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