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japanese.china.org.cn | 03. 06. 2014 |
1日午後、東京井の頭公園にある子古樹の下で、中国の伝統祭日「端午の節句」を祝う中国人留学生。
留学生たちは漢服に身を包み、祭儀と古典舞踊を披露し、粽を振舞った。このイベントはソーシャルネット・ワーキング・サービス(SNS)を利用して広く宣伝され、当日は世界各国の留学生で賑わった。
祭儀では線香の献上、祭文奏上が厳かに進められ、留学生らは限られた条件下でなるべく古代の祭儀をそのまま伝えられるよう工夫を凝らした。この日のためにはるばる金沢から足を運んだ出雲漢韻社の黄玄素副社長は、若者に祭文の中から先人の志向を汲み取り感じてもらいたいと話した。
その後は軽やかで華麗な古典舞踊が披露され、メンバーの一人は「多くの外国人に踊りを見て頂いてとても光栄」と話していた。最も期待されていた「粽の試食会」では、フィンランドやカザフスタン、日本など学生が小豆の入った粽を味わい、口々に絶賛しながら幸せなひと時を過ごした。
公園を偶然通りかかった多くの市民が足をとめて記念写真などを撮っていたが、多くの市民が漢服と韓国の「チマチョゴリ」の違いが分からず、中国人留学生が一生懸命日本語で説明する光景が見受けられた。
中国人留学生の田鳳君さんによると、今回のイベントは日本の出雲漢韻社主催、早稲田大学漢学社の協賛のもと開かれた。両社いずれも在日留学生と華僑が設立した社団で、ふるさとを離れても祖国・民族祖先への感謝の思いを表そうと、毎年端午の節句には大規模なイベントを催しており、今回が4回目の開催となった。端午の節句以外にも重陽の節句や七夕といった伝統祭日にもイベントを行っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年6月3日
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