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japanese.china.org.cn | 24. 06. 2014 |
中国日本語教育研究会2014年会会場の様子
「中国と日本――文化交流と相互認識」をテーマとする中国日本語教育研究会2014年会及び国際シンポジウムが6月21日長春で開催された。今回の会議は中国日本語教育研究会と東北師範大学が主催し、教育部外国語教育指導委員会日本語分会と吉林省外国語学会が共催した。
東北師範大学の劉益春学長、在瀋陽日本国総領事館の高垣了士首席領事、中国日本語教育研究会の徐一平会長、教育部外国語教育指導委員会の修剛副主任、カシオ(上海)贸易有限公司副総経理の岩丸陽一副総経理は、開幕式でそれぞれ挨拶した。日本学研究ハイレベルフォーラムでは、国際比較文学会会長、日本学士院会員の川本皓嗣氏と東北師範大学の韓東副学長が基調演説を行った。
中国と日本は世界で大きな影響力のある国であり、相互の文化交流と相互認識は両国関係を左右するだけでなく、世界の政治、経済、文化における発展の方向性の鍵を握っている。ここ数年、日中関係は急激に悪化したため、中国の日本語学研究にも新たな課題が生じている。中国日本語学界は既存の研究成果を基に、学科区分によって形成される目に見えない壁を打ち破り、歴史学、政治学、経済学、教育学、社会学といった諸学科との学際的交流の中で自身の位置づけを明確し、学校に根を下ろした日本語学研究を深化させ、日中関係の現状への関心と思考を途絶えさせないという方針を堅持している。今回の年会は「国境を越え、歴史を融合させた、問題意識のある」日本語学件研究を推し進めるため、「文化交流と相互認識」をテーマとている。
今回の会議では日本語学研究ハイレベルフォーラムのほかに、パネルディスカッションと専門講習会、日本学、外国語研究に関する雑誌と作者の座談会、新世代の日本学研究者の交流会、『日本語学習と研究』九外杯、年会青年優秀論文の授賞式も行れた。中日両国の日本語界の260人余りが会議に出席した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年6月24日
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