金正日氏はかつて隠すことなく自分が恋した日本の女優の名を挙げたことがある。吉永小百合だ。「政治家をしていなければ、傑出した映画監督になっていた自信がある」と発言したこともあるとか。
金正日氏自他共に認める日本テレビファン。金正日氏の自宅やホテルには“大きな耳”が必ずあり、日本のNHK番組だけでなく、WOWOWも視聴できたという。日本の映画もよく視聴し、特に山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズの浅丘ルリ子主演のストーリーは大好きだった。日本のどの女優が好きかと問われた際、「日本で一番美しいのは吉永小百合だ」と即答したという。
吉永小百合は1945年3月13日に東京に生まれる。日活株式会社の看板女優で、60年代に浜田光男と共演して一世を風靡した。従来の男性アクション映画路線がマンネリ化していた当時の日活にとって、吉永・浜田コンビの純愛&青春映画路線は、新たな日活映画ファンの獲得と支持を集めた。特に、『キューポラのある街』、ベストセラーを映画化した『愛と死をみつめて』などは世間から熱い注目を集めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年7月17日