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japanese.china.org.cn | 22. 09. 2014 |
孫楊選手と朴泰桓(パク・テファン)選手に注目が集まる男子200メートル自由形決勝で、日本のオールマイティな萩野公介選手は最後5メートルで追い上げ、仁川アジア競技大会の競泳最初の金メダルを獲得した。孫楊選手は0.05秒の差で銀メダル、朴泰桓選手は3位だった。
3人は今年の世界ランキングトップ5に入っており、今大会は世界レベルの腕比べといえる。
200メートル自由形は、2回のアジア競技大会で優勝した朴泰桓選手と中国の有名選手の孫楊選手が競り合うことから大きな注目を集めていた。最初の150メートルで2人は交替でトップを泳いでいたが、最後の50メートルのターンの後、3番手にいた萩野公介選手が追い上げ、最後5メートルのところで孫楊選手と朴泰桓選手に追いつき、最後に手をついた。タイムは1分45秒23。孫楊選手は手をつく際に左手親指をぶつけ、0.05秒差の1分45秒28で金メダルを逃した。朴泰桓選手は1分45秒85で銅メダルだった。
アジア記録保持者である孫楊選手の自己ベストは1分44秒47で、朴泰桓選手は1分44秒80のアジア競技大会新記録を持っていた。一方、萩野公介選手は1分45秒89だった自己ベストを更新した。
今月末に20歳になる萩野公介選手は、その後の男子100メートル背泳ぎでチームメイトの入江陵介選手と中国の徐嘉余選手に破れて銅メダルだった。萩野選手は、「試合前は2人の巨人が戦い、自分が勝てるとは思っていなかった。やれるだけやって自己ベストを速くしたいと思っただけ。1位になるなんてとても意外。2人に勝ててうれしい。本当のことを言うと、孫楊選手と朴泰桓選手の状態がよければ自分は勝てなかった。彼らは自分より実力がある」と話した。
孫楊選手はプールを出るとずっと左手親指を押さえていた。最後に手をつく際に左手親指を力強くぶつけて痛むという。「今日の自分はターンが遅かった。でも最初の日の出来には満足している。回復期間が短く、上半期の全国大会から現在まである程度の進歩はあった。最初150メートルはよかったが、最後の追い込みの練習をあまりせず、スピードと息継ぎ無しの練習にとらわれていた。追い込みが足りず、わずか0.05秒の差がついた。今後はあらゆる面の努力が必要だとわかった。これは1つの教訓になった」と述べた。
アジア競技大会の経歴が長い朴泰桓選手は、「自分の名前がついたプールでの試合はプレッシャーが大きい。今日の銅メダルという成績は多くの人をがっかりさせたのではないか。今回は3回目のアジア競技大会で、韓国で行なわれるアジア競技大会である。最初の試合は非常に重要であり、みんな三冠を期待していただろう。プレッシャーが大きく、勝ちたいと思っていたが非常に残念。がんばって訓練してここまで来た。自分のチームと共に努力してこの銅メダルを獲得できた。みんなに感謝したい」と話した。
途中で追い上げた萩野選手について、孫楊選手は、「注意を全て朴泰桓選手に向けており、萩野選手を気にしていなかったのだろう。これから長期にわたり、3人は実力が近いライバルである」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月22日
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