ホーム>社会
japanese.china.org.cn | 24. 01. 2015

日本の防災対策、民間の取り組みを取材

タグ: 阪神淡路大震災,防災訓練,地震,津波

1月17日は阪神淡路大震災20周年記念日だ。全国各地の人々がロウソクに火をともし追悼式を開いたほか、多くの学校と企業はこの日に防災訓練を実施した。

地震と津波が多発する島国であることから、日本政府は国民の日々の防災訓練を非常に重視している。特定のケースを想定した詳細な被災シチュエーション、周到な防災施設には驚かされる。

東京都心に位置する森ビルの全社員110人が、16日に総合震災訓練を実施した。テーマは「帰宅困難者の受け入れ」で、午前8時から2時間以上に渡り実施された。

この震災訓練は東京都心の南部でM7.3の地震が発生し、停電に陥り水道が使えなくなるなどの緊急事態に、社員がいかに付近の帰宅困難者をビル内に集めるかを想定し、かつ具体的な怪我の治療や緊急食品の配給を実施した。ボランティア、帰宅困難者、係員という3種類の役割が設定された。

森ビルの地下貯蔵室には3600人の3日分の食糧が保管されており、民間の防災備蓄量としては最大規模の倉庫だ。他にもタオル、寝袋、医薬品、アルミ製防寒肩掛け、簡易トイレ用ポリ袋といった被災時の必需品が保管されている。

森ビルの責任者は、「震災発生後は、助け合いの意識が非常に重要だ。自分を救助するほか、この助け合って積極的に貢献するという精神を持って、初めて全員で共に困難を乗り切ることができる。当社は毎年、テーマの異なる総合防災訓練を実施しており、1300人の全社員に参加を義務付けている。これにはもちろん、一部の管理層も含まれる」と話した。

 

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年1月24日

1   2   3   4   5   次へ  


 

コメント

コメント
名前
最新コメント (0)