日本の剣道は器械を使った競技目的の武術であり、日本の伝統文化の一つでもある。剣道はその神秘性により、人々から注目を浴びている。新華網の記者はこのほど北京市の専門的な剣道場「煉津館」を訪れ、館長、コーチ、生徒から話を聞くことで、剣道の奥深さを理解し、「神秘のベール」をはがした。
于汀氏は煉津館館長、国際剣道連盟総会中国代表、北京市武術運動協会剣道研究会会長で、全日本剣道連盟の剣道5段・居合道4段の腕前だ。
于氏は2000年から剣道を始めた。于氏は幼い頃、両親に従い日本を訪れ初めて剣道と触れ合い、その後15年に渡り研鑽している。于氏は剣道の真髄を「継続」「忍耐」としている。勝つためには体格や技の他に、成熟した精神と合理的な戦略が必要だ。中年の剣道練習生も、成熟した技と精神により、若者に勝つことができる。
于氏は、「剣道は身体の練磨、精神の昇華だ。これは一生続けられる運動だ」と話した。
于氏によると、中国の剣道練習生は1万人以上に達している。中国西部の人口の少ない地域を除く、大規模な省都に剣道場が設置されている。