学習到達度調査 アジアがトップ5を独占、米国はベトナムを下回る

学習到達度調査 アジアがトップ5を独占、米国はベトナムを下回る。 経済協力開発機構(OECD)が統計を取る、世界最大規模の学習到達度調査が発表された…

タグ: 学習到達度,調査,アジア

発信時間: 2015-05-15 10:49:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

経済協力開発機構(OECD)が統計を取る、世界最大規模の学習到達度調査が発表された。アジア諸国がトップ5を独占し、アフリカの国が最下位につけた。美国中文網(sinovision)が5月14日に伝えた。

1位はシンガポール、2位は中国香港。最下位はガーナ。欧米諸国のうち英国は20位、米国とイタリアは28位。

同調査は主に76カ国の15歳の学生の読解力、科学的応用力、数学的応用力の成績に基づく。OECDは、この調査は主に教育と経済成長の関連性を示すとしている。

OECD教育事業担当のアンドレアス・ シュライヒャー氏は、「教育の質に世界的な厚みを持たせたのは今回が初めてだ。これは貧富に関わらず、自国と世界トップの教育国の差を比較し、自国の長所と弱点を把握し、学校教育の質向上がどのような長期的な経済的利益をもたらすかを、多くの国に理解させることが狙いだ」と説明した。

同氏は、「トップのシンガポールの識字率は1960年代に高い比率に達しており、これが発展を促したことが分かる」と指摘した。

調査によると、英国の5人の青少年のうち1人が、学校を卒業するまで基本的な教育を受けていないという。OECDは、「この比率を下げ技能を磨くことで、英国経済に数千億ドルの利益をもたらすことができる」と分析した。

調査対象は世界の3分の1以上の国で、イラン、南アフリカ、ペルー、タイなども各国と比較された。

調査は米国の基礎教育の不備を再び明らかにした。米国は先進的な欧州諸国の後につけ、ベトナムを下回った。

アジア諸国がトップ5を独占

同氏は、「アジア諸国の教室に入れば、教員がクラス内のすべての生徒の成功に期待していることが分かるだろう。アジアの生徒は高い目標を設定されており、勉強に集中でき、体系的に学習している。これらの国々は最も優れた教員を、学力の最も低いクラスに割り振ることに長けている。そのためすべての生徒が、最も優れた教員の教育を受けるチャンスを手にしている」と述べた。

同氏は、「仮に最下位だったガーナのすべての15歳の青少年が基本的な技能を身につけたならば、同国のGDPはこの若い世代が生きている間に現在の38倍に拡大する」と話した。環球網が伝えた。

 

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年5月15日

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